著者:堀越 宏一
初版:2007
出版:日本放送出版協会
雑誌形式なので内容の割にとても経済的です。
ラジオのカルチャーアワー「歴史再発見」というシリーズで話された内容を収録しています。
内容:
中世ヨーロッパ社会とは何か
1)中世生活文化の源
2)キリスト教と中世社会
3)領主が支配する生活
中世の人々の一生
4)家族の形
5)結婚、子供、弱者救済
6)死と先祖の記憶
衣・食・住
7)王宮と城
8)農家と町家
9)長い衣と短い衣
10)飲食の風景
消費社会のあけぼの
11)鉄から見る中世社会
12)国家と商人の15世紀
著者は中世フランス史が専門なので、当然話の内容もフランスを中心に、他のヨーロッパの国々に言及されたりもする、というものですから、イタリアについてのみ知りたいという人は全然物足りないでしょう。
しかし日本の(世界的傾向でも多少あるが)現状は、中世ヨーロッパというと、ルネサンスのイタリアと、それ以前のフランスに情報が偏っているので、しかたありません。
何よりこの本は一般読者向けに、安く、少ない文字数で、生活をテーマに扱っているところが特徴で、やはり中世ヨーロッパに関心のある人にはお勧めできると思います。
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