私のイタリア語教室グランピッコロ

東京は新宿、中野から近い私の小さな個人教室(ただのアパートです!)や驚きの一ヶ月4000円からの教室(国分寺)と厚生年金カルチャースクール(多摩センター)のイタリア語教室他を紹介します。私も勉強中ですから授業料はできるだけおさえ一生懸命対応します。講師は日本語で納得いくまで説明するよう努力する私(日本人)が基本ですが、上級者にはイタリア人との授業を挟んでいきます

教室の内容を詳しく知りたい方は、カテゴリの「私のイタリア語教室」をご覧ください。

お問い合わせ:granpiccolo@gmail.com
お問い合わせメールには必ず返信いたします。どうぞよろしく。メールのやりとりでは過去のメールを消さずに、付け足す方法で返信してください。お互いの誤解を避けるためです

「イタリア語を初めてみたけれど、1年経っても5年経ってもよく分からない。」と言うような人は、たくさん居ます。それはあまりにも文法知識と単語数が無いからです。ネイティブと会話をすれば出きるようになるというのは<子供>に限られた話です。騙されては行けません。楽して出きるようになろうったって無理なのです。がんばりながら楽しく、一緒に勉強してください。

★ciao!★


2009年07月11日

ばからしく懐メロ

散歩のつもりで新宿へ行って、目と頭が疲れるほど集中してCDを見てきた割に、アホらしい物を買う。

ラモーンズのアトリビュート
ラモーンズ、、ちょーなつかしーです。
何枚かは結構ハマって聴いたアルバムもあるくらい、、。
勿論高校生とかそういう時期、、。
パンクのつんつん頭が当たり前だったときにあのロングマッシュルームカットはきょーれつだった。破れジーンズもラモーンの発明では?

ま、このCDは300円だけある内容だけど、red hot chilipeppersに始まってU2とかキッスみたいな大御所やマリリン・マンソンみたいに絶対買わない物まで聞けるし、トム・ウェイツがらしく閉めてくれるから、ま、いいか。

あとパンクの後にハマったモノの中でも特に大好きだったのがPfunkなんだけど、ピーファンクは音やノリ、歌詞もいいけど当時はジョージ・クリントンきちがいでブーチーを一枚も持ってなかったから、今頃になって買ってあげた。(?)そのうえ見て楽しいのはPファンクが最高です。

イタリア語教室にブーチー・コリンズBootsyCollinsのぎらぎらぴかぴか星ポスターを貼りました。

残念なのは13sフロア・エレベイターズが結構あったのに一番好きな曲が入ってなかったことです。バーズはいつでも買えるかなと思って後回しになりました。それなりに持ってるしね。

正直やっぱりロックはイタリアモノで好きなモノは少ないです
posted by Gianmaria at 18:52| 東京 晴れ| Comment(0) | sono cosi` 私はこんな人です | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

サルヴァトーレ・クオモとピッツァ

あちこちにあるチェーン店のサルヴァトーレ・クオモに始めていきました。

チェーン店というとそれだけで行く気が失せる私ですが、チェーン店のくせにおいしい、のが売りのようだったのと、ちょうど授業のある越谷レイクタウンにあるので生徒さんたちと食べたのです。

自分ではもう行かない、お店に決定しました。
別にまずくはないのかもしれないけれど、、、私はpizzeriaピッツェリーアでパスタを扱っているお店を好みません。pizza専門がいいのです。ナポリのお店なんか本当にピッツァ二種類だけとかでもの凄くおいしい!!!

ピッツァは紙でくるんだらじわ〜っと油(オリーブオイル)がしみ出てくるようなのが好みですが、初めから油が流れ落ちるみたいなのはついて行けません。クオモのはみんな表面に油がかかってるみたいな状態でした。その上、日本風なのか塩が全然効いて無くて薄ぼんやりした味、、あとは油と関係してるのかと思いますが、生地がくちゃくちゃで濡れたみたいになってるもうやだ〜(悲しい顔)全然香ばしくないよ

ボッコンチーニの小ささにもびっくりがく〜(落胆した顔)

近所のGGのほうがずっと好き。ま、好みですから、、許してやってください
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2009年06月15日

聖女チェレステ団の悪童

題名:聖女チェレステ団の悪童
著者:ステファノ ベンニ  Stefano Benni
訳者: 中嶋 浩郎
初版:1995
出版社:集英社

いつものように帯には「ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』に次ぐイタリアで30万部突破の大ベストセラー。悪魔も微笑む面白さ:孤児たちの奇想天外な冒険」と大きくあって、さらに説明を読むと作者のベンニは「81年作家デビュー以来9つの著書全てがベストセラー、現在イタリアで最も注目されている超スケールのストーリーテラーである。」などと書いてある。その上翻訳が、親しんでいる中嶋浩郎とあると読まなくては、と思って読んでみた。

翻訳が出た時点から見かけて存在は知ってはいたが「聖女チェレステ団の悪童」原題=La compagnia dei celestini、という題名に惹かれなくてほったらかしていた。題名の付け方って非常に大きい。学生時代の愛読作家 F.K.Dichが、内容は面白いのに題名が酷いので有名な作家だった(その最悪のモノが『銀河の壺治し』!!??だと思う)が、今回は<悪童>って言葉に特に引いてしまった。オリジナルにはこの悪童って言葉はないから難しいなと思った。

読んだ印象は『薔薇の名前』は私にとって空前絶後の最高傑作に入るのに比べて、これは全然追いつかない。というかむしろ【汚い表現】や【おどろおどろしい内容】が非常に直接的に表されていて、気持ち悪かった。

ま、イタリアは【リアリズム】が大きな特徴でもあるから、こういうモノなのかもしれないが、カルヴィーノやタブッキの詩的で幻想的な、それでいて現実感のある作品が好きな私には、ついて行けない作品だった。

ただ、イタリア人にとっては、ベルルスコーニなど登場人物に重ね合わせられるなどパロディの楽しみがあるだろうし、力作ではあるんだろうなと思って、一応評価は3っつ。
posted by Gianmaria at 21:23| 東京 霧| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

ヘタリア 2―Axis Powers (2)特装版

題名:ヘタリア 2―Axis Powers (2)特装版 (BIRZ EXTRA)
著者:日丸屋 秀和
幻冬舎コミックス


1の方より読みやすかったです。
著者も書いているように成長したということでしょうか?

しかしイタリア関係者としてはよりイタリアから遠のきました。
1の方がイタリアが活躍します。

あとイタリア関係では内容に関係ないところで、どうしても訂正したい所を1カ所:28頁の「ローマじいちゃんと授業」というところで【エルトニア】って出てくるのですが、やはりどうしても【エトルリア】に直していただけないものでしょうか。

どのキャラクターも顔がそっくりでよく分からない中、ドイツとロシアだけは判別がすぐにつきます。作者が持っているイメージがその二国は特別だということなのでしょうか?

質問としては、男と女と何を基準に区別してるのでしょう?とくにベラルーシが特に美人でウクライナは巨乳というのはどんな理由あってのことなのでしょう?胸に関しては強調されているので何故なのか気になりました。

「愉快な仲間達」では様々な国が紹介されていますが、話に出てくるのはほぼ、ドイツ、日本、イタリア、フランス、イギリス、アメリカで、私は何故か作者のドイツに対する愛着を感じています。ヘタリアの起源イタリアより連帯感solidarietaを感じるのでしょうか。

海外の反応も興味深いですから、のちにイタリア人の反応をリサーチしてみたいです。英語版にはほとんど載っていません。

が気になったのを一つ:イタリア君は南と北と二人兄弟なのですが、その性格描写が反対っぽいという内容の事を書いていた人が居ました。結構納得。

私的には歴史や軍隊モチーフでアラブ、トルコ、イスラム圏が絡んでこないのがあまりに不自然。作者はアメリカ在住ということですが、日本人の圧倒的な白人への興味というのを再確認させられました。
posted by Gianmaria at 10:54| 東京 晴れ| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月10日

ヘタリア Axis Powers

題名:ヘタリア Axis Powers
作者:日丸屋 秀和
出版:幻冬舎コミックス
初版:2008

評価はどうして良いのかさっぱり分かりません。

すっごくうけてるイタリア軍を元に考え出された漫画だそうです。

とにかく日本の少女漫画(と言っていいのかどうか知らないけれど、とにもかくにも絵はそういう系統でしょ?)の感覚には全くついて行けてないので、どう受け取って良いのか分からない。

さまざまな国を擬人化する、歴史や風俗をモチーフにする、などオリジナリティを感じますが、、、歴史を講義したり勉強したりしている者としても、どうなんだろうか?漫画だから何描いても良いっていうことなのでしょうか?戦争や歴史を素材にギャグにしたりするのは悪くない、けれど内容がなー・・・

美大卒生、元イラストレイター&デザイナーとしては、webで見ているとそれほど気にならないが、本で見ると絵の下手さが気になります。自分はもっと上手く画ける、とかいうことではありませんが、表現力の無さが話を分かりづらくしているのをしばしば感じました。

どれも彼もみんな同じ顔でやたらへなちょこな男とはいえないキャラが、本当に日本の現在を感じさせてくれる。少女漫画の良さってこういうモノなのかもしれませんが・・・・????????

正直、「セイントお兄さん」は面白かったけれど、
これって面白いの?

反感買いそうもうやだ〜(悲しい顔)ですね

posted by Gianmaria at 14:24| 東京 不明| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

ラ・クインタ・カーメラ:五番目の部屋

題名:LA QUINTA CAMERAラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋
著者:オノ ナツメ
初版:2006
出版:小学館


漫画です犬イタリアの話で、なんか売れてるといって生徒の人に貸してもらいました。

中北部っぽいイタリアの街にあるアパートに中年男が4人で暮らしていて、開いた一部屋を、語学学校と提携して、様々な国の留学生に貸す。という設定。

イタリアのことが知りたいと思って読んだりすると、的が外れるというか、イタリアにはあまり関係ないと思います。ほんのとーき時出てくる名前とかがイタリア語なだけで、風景も内容も特にイタリアって感じはしない。

それより主人公達の異常な線の細さや繊細さがとても日本的だと感じました。

何気ない、どうってことない、癒し系というのか、、そういうとこが今風なんでしょうね。これを読んで凄く好きっていう人がどういう所に反応しているのか興味を持ちました。
posted by Gianmaria at 16:45| 東京 晴れ| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

ギボン―歴史を創る

題名:ギボン―歴史を創る (叢書・ウニベルシタス)
著者:ロイ ポーター
出版:法政大学出版局
初版:1995年7月

ギボンで検索すれば無数の書籍が出てくる。和訳だけだってたいした数だ。
なんといっても「ローマ帝国衰亡史」。

サブタイトルからも推測できるように、ギボンは歴史書の創始者、草分け、みたいなかんじで図書館の歴史の棚に行けば絶対にある基本図書の著者。当時一世を風靡し、「ローマ帝国」の専門家として名をあげた。

ところが1737年の生まれだから当然だが、今では知っていて当然だけれど、ローマの研究には直接使えない、、様な風潮があり本国イギリスでもあまり読まれなくなっているとか。それどころかギボンを歴史研究家とは言えないというような論調の出版物も相次いだ。

ロイ・ポーターは、この本で、ただギボンの伝記を年代記的に記述するのではなく、なぜギボンはそのように書いたかとか、そういう考えはどこから来たかとか、彼を排斥する運動はどういう社会背景から生まれたとか、そういった考察をしている。

最終的にポーターはとても高くギボンを評価し直し、歴史学とはどうあるべきかと、現代の風潮に対して問いかけている。

ギボンだけでなく様々な知識人が比較対象に出てくるので、学問が大きく発展したと考えられている18世紀イギリスとフランス(ギボンはフランスも英語と同じように扱える)の状況を知る上でもとても役に立つ良書だと思うし、何よりも歴史記述について考えさせられる。


posted by Gianmaria at 22:48| 東京 晴れ| Comment(2) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月07日

まなざしの長さをはかって

題名:まなざしの長さをはかって
監督:カルロ・マッツァクラーティ
主演:アメッド・ヘフィアン ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ ジョヴァンイ・カポヴィッラ
制作:イタリア 2007年

広告、宣伝の仕方、売り、とでもいうのか、それが間違っている。
美人女優が田舎町の男達に問題をまき散らす、ちょっとポルノが期待できる映画、みたいな宣伝文句になっていて、DVDの役者紹介でも、女優ばかり目立つ。
それで私はちっとも見る気がしなかったが、見たら実際の映画の方が良いので良い方へ期待はずれ(?)だった。

構成が悪いと私の教室で一緒に見た人たちの大方の意見。
テーマが絞られてなくてそれが映画の造りに反映されたと思う。

主人公は本当は三人いる。
1)ジャーナリスト志望の18歳の少年(成功する)わーい(嬉しい顔)
2)田舎へやってきた都会風の美人教師(殺される) がく〜(落胆した顔)
3)孤独な移民の自動車修理工(冤罪で自殺)もうやだ〜(悲しい顔)

1)はタイトルに直接関係している。この映画の原題は La giusta distanza(正しい距離)といって、「ジャーナリストは記事の内容に入り込みすぎても遠すぎても行けない。正しい距離を保つことが重要だ。」という台詞が出てくる。しかし彼はそうしないで真実を見つける。

2)は女性の結婚、仕事、恋愛を表すがこの映画の中心テーマではない。

3)のハッサンこそ隠れた主人公なのに、広告には全然登場しないし、名前すら後の方に出てくる。彼は人種差別と移民問題を裁判を通じて代表しているのだが、日本かイタリアか知らないが、これは宣伝している側も見事に人種差別しているのではないか?と言いたくなる扱いの悪さだ。

上記のように映画のテーマがいくつもあり絞りきれていないのか、女優のベッドシーンがないと集客できないと思ったのか、前半はひたすら田舎町にいきなり咲いた花にびっくりする男達が色々と描かれてだらだらした印象だ。どうみても主人公のはずだった彼女が死体で発見と言うところから、みんなびっくりのいきなりの急展開でサスペンスへ移行する。アラブ系の移民を犯人に決めつける体制に立ち向かう若き記者というありがちだがどうなるのか分からない様相を見せる。

奇をてらったところは一つもなく、映像も普通に綺麗だし、イタリアにおける外国人労働者、移民問題のテーマはいいのに残念なできの映画だった。カチンコ


posted by Gianmaria at 21:43| 東京 雨| Comment(3) | 映画館 cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月06日

イタリア映画祭2009個人総評

http://www.asahi.com/event/it09/works.html

カチンコ今年は映画祭で三作品見ました。見れたらもっと見たいですが、一日二本以上見るのはきついし、GWを映画祭のためだけに使うのもな〜っと思って、たいてい毎年三本くらい見ます。見てない年はイタリアにいるときです。

本当はレビューに書きたいのですが、ないのでしかたなく日記に。
情報は上のイタリア映画祭公式サイトで見てください。

今回見たのは『イル・ディーヴォ』『ゴモラ』『よせよせ、ジョニー』。
最初の二つは新聞にも出て、賞も受賞している高品質の呼び声高い作品。
逆にジョニーは(タイトルからも分かるように)、エントリー中たぶん最も呼び声の低い作品だったのではないでしょうか?

実際ジョニーはがらがらですごく見やすく、終わった後の拍手もありませんでした(拍手って??)が反対に二つは満席で、拍手拍手ー(本気なのみんな?)

個人的にジョニーは、「ギター」や「音楽」、それに「ベンティヴォリョ」監督という点で決定。ベンティヴォリョはもうお爺さんだろうけれど、大好きな役者です。若い頃は真の伊達男でした。

好みの結果発表
『よせよせジョニー』がダントツトップDVD買う揺れるハート
『ゴモラ』は原作と比べてしまうので、少し物足りなさを感じましたが、なかなかの力作で良かった。手(グー)
『イル・ディーヴォ』はなんだよこれーっパンチ今年最高の映画とか凄いフレコミは全然嘘っ!!!って印象でした。

毎日映画館通ってる紳士(ご夫婦)や小森谷恵子先生にもお会いしましたが、イタリア映画祭、やはりいまいちだったようです。

それぞれについては別に書きたいです。
posted by Gianmaria at 12:41| 東京 雨| Comment(0) | 映画館 cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月28日

歴史を逆なでに読む

題名:歴史を逆なでに読む
著者:カルロ ギンズブルグ, Carlo Ginzburg
訳者:上村 忠男
初版:2003(日本)
出版:みすず書房


久しぶりに頭を使って読みました。

上村先生の訳されている本のほとんどがそうなように、これも気楽に読める本ではありません。本当にこんな内容のある、思想書ばかりよくどんどん訳されると、なんて頭のいい人なんだろうと羨ましい限りです。

カルロ・ギンズブルグは、ムッソリーニ時代に獄死させられた父と有名な作家を母に持つユダヤ人系イタリア人ですから、彼が「ユダヤ人大量虐殺と現実原則」などという論文をプリモ・レーヴィ(ユダヤ人収容所から生還した後自殺した素晴らしい作家)に捧げたりしていると、他のユダヤ人問題、ホロコーストなどの書き物とは違った重みを感じさせられます。

これは歴史に関する思想書です。タイトル通り、歴史家の通常の考え方に疑問を投げかける、考えさせられる内容です。

個人的にはグロテスク芸術、ピカソとアフリカ芸術、などの芸術関係が特に興味を引いたが、マンゾーニに始まってクローチェやヴァールブルク、モンテニューなどについても違った角度から、考察されている。デリダに馴染めない私は勇気をもらった。

魔女裁判については専門分野で、かの有名な「ベナンダンテ」を買わなくてはならないと思った次第です。


posted by Gianmaria at 20:29| 東京 曇り| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月24日

セレンディッポの三人の王子―原典完訳 寓話

題名:セレンディッポの三人の王子―原典完訳 寓話
著者:クリストフォロ・アルメーノ
訳者:徳橋 曜 監訳
初版:2007(日本語)
出版:角川学芸出版


珍しい本です。

1 まずオリジナルが1557年にVeneziaでアルメニア人キリスト教徒によって書かれているということ。(私はこれだけで読む気になりました。)

2 今回出版を誘発したのは、後期ルネサンスの研究においてではなくて、1754年にイギリス人作家ヲルポールによる造語「セレンディピティ」から、1990年代〜2000年代にいたるまで様々な人々によって取り上げられることになったある概念に因るというのです。
それが "serendipity"で、ランダムハウスには「1(偶然に)ものをうまく見つけ出す能力、掘り出し上手; -ties 運よく見つけたもの」と書いてあります。こういうの企業家とか教育とかそういったところに活用されているのだそうだ。

研修プログラムとか言われると「ふ〜ん。胡散臭い気がする」となってしまう私ですが、物語の内容はいろいろと面白かったです。

まず、これはネタ本が幾つかあって、オリジナルはもっとエロチックなものだったに違いないと誰にも分かるのを、もの凄く無理矢理キリスト教化しているところが、面白かった。アラビアンナイトを子供向けに、教育的内容に書き換えたものをすぐに連想させます。

当時はヒット作品だったようなので、ルネサンス当時の社会を知る手がかりにもなりました。

ただ翻訳の問題で、(翻訳がどれほど難しいかよく分かっているので訳者はいつでも尊敬します。が)どうみたって「愛」と訳さないで「肉欲」とか「欲望」と訳した方が良いところがたくさんあったのがひっかかりました。

子供の物語みたいなできですから、誰にでも簡単に読めます。わーい(嬉しい顔)
posted by Gianmaria at 13:14| 東京 曇り| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月22日

Viva la mamma

題名:Viva la mamma
作者:Claudio Manella
出版:Progetto Lingua Firenze
初版:2003年

外国人向けのレベル別物語りシリーズです。5レベルに分かれていてこれは1で一番簡単な内容です。といってもAlma の Italiano Facile シリーズよりだいぶ難しく、話もかなりひねくれていて、私好みですが、一般の日本の教科書ではあり得ないような内容なので、ちょっと読みにくいと感じる人もいるかと思います。

イタリア語学習者の最初の読み物としてはちょっと不向き。
Alma Edizioniを読んだ後、もっとあくの強い内容が好きな人向け。

この「マンマ万歳!」はイタリア男がいかにマンモーネ(母親にべったり、何でもしてもらう子供男のこと)かというお話。かなりびっくりがく〜(落胆した顔)ですがリアルでもあります。
posted by Gianmaria at 22:50| 東京 曇り| Comment(0) | イタリア語教材 testi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月21日

web イタリア ゲーム2

http://www.miniclip.com/games/adventures-in-italy/en/

イタリア関係のゲームです。
よくある捜し物ゲーム。
昔ながらのおきまりのアコーディオンBGMが流れる中、イタリアに関係有ったり無かったりする物を風景の中から捜します。

おかしいのは第一画面がローマ、これはいいとして二番目がトスカーナ(英語表記ですが)、三番目が謎でポジターノです?!
制作者がPositanoと関係あるんでしょうか?ハート
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2009年04月18日

マフィアの歴史

題名:マフィアの歴史
著者:サルヴァトーレ ルーポ, Salvatore Lupo
訳者:北村 暁夫
出版:白水社


訳書、研究書などに慣れている私でも非常に読みにくい本でした。

「マフィアの歴史」というタイトルから、マフィアという言葉の由来や、いつ頃どのように起こり、その後の変遷を現代に繋がるまで全体的にたどれるのではないか、という期待があったのですが、そう簡単にはいきませんでした。

マフィアという言葉には様々な説があるのは知っていましたが、作者はそういう歴史的なことにはあまり興味が無く、「マフィアの実態」と「評価」というのでしょうか、そういうことにテーマをおいているようです。

ほとんどマフィアについて素人の私は、次から次へと出てくるマフィオーゾ達の固有名詞についていくのに一苦労。研究者にとっては有名人達らしいのですが、彼らの名や有名な事件についてはある程度知っているのを前提に書かれている感があり、そういう意味で一般書とは言いにくい気がしました。

しかし大変熱心な命がけの研究であるのは伝わりますし、マフィアやマフィオーゾに関するあらゆる物事を美化する動きに異議を唱え、現代社会を告発しているという点で、とても価値のある本なのかもしれません。むしろ 本格的な研究書です。
posted by Gianmaria at 22:56| 東京 晴れ| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月17日

web イタリア・ゲーム1

あほらしいですが、オンラインで遊べるゲームの中でイタリアに関係するものを捜してみました。他の国とは違って、やはりイタリアはなかなか特徴があるようです。

まず世界に名高い、イタリア料理から

パオロのお母さんは料理しています。
彼女を手伝うために、、

http://www.agame.com/game/Kika--Bob-in-Italy.html

凄く変なイタリア語で「〜〜取って」と言ったり、御礼を言ったりします。

基本は
トマト、チーズ、ニンニク、唐辛子、などなど

気晴らしになるかどうか知りませんが、、、。
posted by Gianmaria at 20:48| 東京 霧| Comment(0) | イタリア語教材 testi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月12日

首都大学東京:南大沢キャンパスで

首都大学東京:南大沢キャンパスビルで講師ができそうなんですが、近頃はどんなことでも経済効果を期待されているので、人数が集まるかどうかが講師に課せられた課題だそうです。

私の場合、現在多摩センターで行っている授業を全て、移行したいという希望があり、生徒さん達全員が、ありがたいことに書名までして講座の新設要請をしてくれました。

ところがクラスを新設する条件は10名ほどらしく、イタリア語を二つに分けると現段階では足りません。

そこで広くお願いです。

南大沢近辺でイタリア語をスタートしてみようかと考えている方(入門〜初級クラス)、
少しは学んだけれどまだまだこれから(初級〜中級クラス)と考えている方、是非仲間になって下さい。
授業料は都の講座なので、一般の語学学校よりずっと経済的です。
(詳細が決まりしだい掲載します)

首都大学での授業はまだ先の話(最短でこの秋から)ですので、準備もできますし、その気がある方は是非メール下さい。よろしくお願いします。mail to
posted by Gianmaria at 15:00| 東京 晴れ| Comment(0) | イタリア語教室 aule | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月09日

外人の日本観・寿司武士

http://www.facebook.com/ext/share.php?sid=180535350296&h=rB2s1&u=Z6hrV&ref=nf

外国人が思い描く日本観が分かって面白いです。
間違ってるよ!中国と日本の区別ができてない!Bujiってなに????

と幾らでも指摘できますが、そこがまた海外から見た日本の理解はこんな物なのか、と分からせてくれます。
posted by Gianmaria at 21:28| 東京 晴れ| Comment(0) | 映画館 cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月07日

L'Aquila ラックイラの地震

ラックイラの地震で被害を受けた人たちを援助するサイトです。

http://www.facebook.com/group.php?gid=63110624233&ref=nf

私にとっては始めてイタリアへ行ったとき訪ねた、そして日伊友好フェスティヴァルでもちょーマイナーな親善大使として行った大変想い出深い街です。

是非あの中世美術史に燦然と輝く聖堂群を今度は本格的に研究対象として訪ねたいと思っていたのに、酷い被害を受けましたもうやだ〜(悲しい顔)

勿論建築物よりも人の方が重要ですから、ワンクリックで寄付できるサイトなどで、応援したいと思います。


posted by Gianmaria at 21:20| 東京 晴れ| Comment(0) | sono cosi` 私はこんな人です | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月04日

アポカリプト

題名:アポカリプト
監督:メル・ギブソン(制作・脚本)
配給:2006年 アメリカ
主演:ルディ・ヤングブラッド

http://sp.mu-mo.net/eizou/cinema/entry/2007/000163.html

やー、黙示(または終末)というタイトルに惹かれてチャンネルを回してみたら、とても目が離せなくなって、トイレにも行けず見入ってしまった。

メル・ギブソンって人間的にはかなり問題ある人なんでしょう、とニュースなどで知っているし、役者としては全然好きじゃないのだけれど、「パッション」といいこの「アポカリプト」といい監督としては凄いねー!!才能あるんじゃないのーっ!と思ってしまいました。

メル・ギブソンらしく完全なアクション超大作のハリウッドらしい映画と言えるんだろうと思いますが、有名な人が一人も出ていないし、英語じゃない(いったいこれは何語???と思いながら見ました。)し、R-15指定ということで暴力、残酷シーンが多発(後から知ったのですが、私はそうは思いませんでした)ということなど、正しいハリウッド派(?)からは白い目で見られているようです。

マヤ文明とアステカ文明を混同している点は、映画を見ているこっちが混同してしまいましたが、一瞬出てくるヨーロッパの船団が後期ルネサンス期の時代を想い出させ、白人が現地人を撲滅させるその後の歴史展開を、非常に印象的に表していたと思います。

ストーリーはウルトラ単純で、平和に暮らしていた森の王子様(酋長の息子)=主人公が、マヤの兵士達に負われ、命からがらただひたすら逃げ、走りまくる。最後は助かるというのが誰の目にも明らかなのですが、それでも何度も陥る命の危機、危機一髪の連続に見ているこっちが疲れます。

ジャングルや瀧、死体の山、心臓をえぐり神に捧げる儀式などの映像もど派手ですが、なんといってもひた走る主人公と執拗に追う兵士達の肉体美が圧巻です揺れるハートパンチ

主人公はこんなかっこいい人が居たのかと思うほど魅力的で甘いマスクだし、敵方も無駄な筋肉の風船みたいなボディビルダーとは違って、本当に強そう、屈強な体つきで、強面ぶりが決まっています。

見たこと無い人ばかりのはずで、映画初出演の人ばかりだとか、、。

残念なことは日本の映画評では、暴力シーンとアクションシーンばかり取り上げられていることです。私は、全く違った文化、文明を持った人々に対して西欧人が取ってきた態度、歴史を検証するために描かれた力作だと思いたいです。

それとメル・ギブソンは「パッション」の時はアラム語、今回はマヤ語を使うなど、当時の言語を使いリアリティを出すことに拘っているようですが、イエスがアラム語を話していたというのはほぼ間違いらしいし、今回も歴史検証はかなりめちゃくちゃなのが見ながら分かりました。それでもお勧めできるアクション超大作ですカチンコ


イタリアに全然関係ないようですが、コロンブスやアメリゴ・ヴェスプッチなど彼らを滅ぼした原因の一部にイタリア人達もいることを想い出します。

posted by Gianmaria at 19:49| 東京 曇り| Comment(0) | 映画館 cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

死都ゴモラ―世界の裏側を支配する暗黒帝国

題名:死都ゴモラ―世界の裏側を支配する暗黒帝国
著者:ロベルト・サヴィアーノ
訳者: 大久保 昭男
初版:2006年 2008(日本)
出版:河出書房新社



出版と同時に大反響になり、あの本の売れないイタリアで記録的な発売量を伸ばし続けている、滅多に出ないような話題の本。

フランスやアメリカでは翻訳が出る前から賞賛の声高く、世界中の言語に翻訳されている。

「ゴモラ」とは聖書の中でも印象的な話の町の名で、極悪非道、欲望まみれの頽廃都市。神の怒りをかい劫火の中、滅ぼされた。ここでは「ゴモラ=ナポリ」である。

作者のロベルト・サヴィアーノは様々な場所(il corriere del Mezzogiorno, il Manifesto, Nuovi Argomenti など。ヌオヴィ・アルゴメンティはモラヴォア、サルトル、ヴィットリーニ、カルヴィーノ、パゾリーニ等が寄稿した文学的、政治的、哲学的な雑誌)の文筆家だが、これが一冊の本としては処女作だ。ナポリのマフィアとして知られるカモッラに取材のため数年かけて潜入し、さらにそこに生まれ育った彼の個人的な経験や記憶を織り交ぜた、告発内容になっている。

これを書いたとき弱冠27歳どんっ(衝撃)世界中から賞賛されるのが納得いく、力強く、時に幻想的な文章が、生の現実を突きつける。翻訳が難しいのはよく分かるし、力作だと思う。が、固有名詞のアクセントの位置の違いなどは気になった。


ばからしくも軽薄で明るいイタリアのイメージばかり先行する日本人は、これを読んでどう思うのか? また、環境問題、ヤクザがらみの政治、お金にしか価値を見いだせない現代社会という点では、ナポリ、イタリアを超えて私たちに共通の問題である。是非多くの人に読んで欲しい

なお2006年に出版されたこの話題の本を今私が読んだ理由は簡単。毎年GWに開催されるイタリア映画祭で、「ゴモラ」が来るのだ カチンコ

http://www.asahi.com/event/it09/works.html
posted by Gianmaria at 09:28| 東京 曇り| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする