私のイタリア語教室グランピッコロ

東京は新宿、中野から近い私の小さな個人教室(ただのアパートです!)や驚きの一ヶ月4000円からの教室(国分寺)とカルチャースクール(越谷レイクタウン)、首都大学東京のオープンユニヴァーシティ(南大沢の元都立大キャンパス)他のイタリア語教室他を紹介します。私も勉強中ですから授業料はできるだけおさえ一生懸命対応します。講師は日本語で納得いくまで説明するよう努力する私(日本人)が基本ですが、上級者にはイタリア人との授業を挟んでいきます

教室の内容を詳しく知りたい方は、カテゴリの「私のイタリア語教室」をご覧ください。

お問い合わせ:romanici@gmail.com
お問い合わせメールには必ず返信いたします。どうぞよろしく。メールのやりとりでは過去のメールを消さずに、付け足す方法で返信してください。お互いの誤解を避けるためです

「イタリア語を初めてみたけれど、1年経っても5年経ってもよく分からない。」と言うような人は、たくさん居ます。それはあまりにも文法知識と単語数が無いからです。ネイティブと会話をすれば出きるようになるというのは<子供>に限られた話です。騙されては行けません。楽して出きるようになろうったって無理なのです。がんばりながら楽しく、一緒に勉強してください。

★ciao!★


2009年11月02日

ゲームホリック Gameholic

私はゲーマーだがこのところゲームホリックに近い状態だった。

ついアメリカのパズルアクションゲームを買ってしまい、ゾンビーを殺しまくっていた。
得意なのはグリーンピースマシンガンと火炎切り株の合わせ技と冷凍スイカを投げつけることだが、カボチャで磁石キノコを守ったりもする。どう考えても間違っているが禅の庭でお金を稼ぎまくる。じっと食べられるナッツがどうも使えず、包帯ナッツの使い方が分からない。

誰か分かる人教えてください。
Plants vs. Zombies
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2009年10月28日

首都大学東京オープンユニバーシティ

首都大学東京オープンユニバーシティ OU

イタリア文化も分かるイタリア語

レベル:初級(初めての方向けの入門ではありません)。

黒ハート名詞や形容詞の男女単複、直説法現在の動詞の人称変化などが一応分かっている人が対象です。近過去、半過去を中心に、メールが書けたり、決まり切った旅行会話ではなく簡単なコミュニケーションがとれるように。
映像を使って印象的に覚えましょう!

日時:11月 9 16 30
   12月 7 14 21
   1月 18 25
   2月 1日     
(全9回全て月曜日の13:00〜14:30

受講料:21,700円(9回分一括)


イタリアの美術と歴史

黒ハートローマ、フィレンツェ、ヴェネーツィアなどの有名処だけではなく、ルッカ、バーリ、アッシージ、ブレッシャ、パレールモ等々イタリアには語り尽くせないほど素晴らしい街がたくさんあります。旅をするときにも、何も分からずに見ればあっという間に忘れてしまったり、重要なモノを見ないで通り過ぎたりしますが、背景にある歴史や物語を知っていると、何倍も感動的で印象にも長く残ります。
芸術作品の背後にある歴史を映像と共に知る喜びを!!

日時:11月 16 30
   12月 7 21
   1月 18 25
   2月 1日    
(全7回全て月曜日の10:30〜12:00

受講料:16,900円(7回分一括)


場所:首都大学東京 南大沢キャンパス
   (京王線 南大沢駅)

お問い合わせ:オープンユニバーシティ事務 042-677-2362電話

https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/0932H027/

https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/0932J005/

教室も設備も揃い、大勢の方々とお目にかかれるのが楽しみです揺れるハート


posted by Gianmaria at 19:44| 東京 晴れ| Comment(0) | イタリア語教室 aule | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

ヨーロッパ史入門 フランス革命

題名:ヨーロッパ史入門 フランス革命
著者:T.C.W.ブラニング
翻訳: 天野 知恵子
初版:2005
出版:岩波書店


内容はある意味本格的な本だし、主張もかなり納得できる。

しかしなんと言っても企画が悪いちっ(怒った顔)

「ヨーロッパ史入門」というシリーズの中にあるのだ。
入門ですよ!凄く軽くて小さな本だし、表紙のイラストも絵が楽しく(内容は断頭台の絵だけれど、、、)あっと言う間に読める入門書と誰でも思う。

短時間で今までに知っていることを確認しておこうと思って手に取った。ところがどっこい、内容は全く歴史入門ではなかった。

「フランス革命研究史」の入門なのだ。
ロベスピエールの名前が一度も出ない、フランス革命入門なんてあり得るだろうか?
なんだか☆一個にしたくなってきた。
posted by Gianmaria at 22:15| 東京 雨| Comment(0) | 図書館(除イタリア) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

マニエリスムとバロックの成立

題名:マニエリスムとバロックの成立 (美術名著選書)
著者:ヴァルター フリートレンダー
出版:岩崎美術社
初版:1973年4月

昔読んだ良書読み直しの一環です。

美術専門の岩崎美術社だから出た感じの、本格的な美術史です。

西洋美術史について全く知らない人は対象にしていません。
ルネサンス、ゴシック、バロックなど一応様式の名前や作品の雰囲気が分かり、代表的な作品も知っている人、できればマニエリスムについても多少認識のある人の読みものです。

最近の本と違い、図説の印刷技術が悪いのが美術書としては決定的なので、この装幀のまま読み継がれることはないでしょう。内容は基本的なマニエリスム論で、他では一般に知られることの無い作家名も頻繁に見られ、残念です。

翻訳が多少読みにくいのはしかたないにしても、イタリア語の発音に関してはかなりの間違いがあり、これは主人公である美術家の名なので問題を感じました。それでも西洋美術史をする人の必読書だと思います。

表紙にあるパルミジャニーノの「長い首のマドンナ」を見るのを最大の楽しみにして、始めてウッフィーツィに行った時の感動を想い出します。黒ハート
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2009年10月02日

マイ・プライベート・アイダホ

題名:マイ・プライベート・アイダホ My own Private Idaho
制作:2006
監督:ガス・ヴァン・サント
主演: リヴァー・フェニックス, キアヌ・リーヴス, ジェームズ・ルッソ, ウィリアム・リチャート, ウド・キア


う〜ん。
悲しい映画だったもうやだ〜(悲しい顔)

キアヌ・リーブスが出ているインディペンド系の映画が好きなんだけど、これはそんな中では有名で、主演のリヴァー・フェニックスが賞を獲得しまくった映画。 でも本当に映画のように死んでしまうのだから、演技だったのか?と疑いたくなってしまう。

ばからしく分かりやすい映画とは違って「何が言いたいのか」凄く考えさせられる。
孤児、同性愛、近親相姦、売春、特殊な病気(ナルコレプシー:日中において場所や状況を選ばず起きる強い眠気の発作を主な症状とする神経疾患(睡眠障害)である。笑い、喜び、怒りなどの感情が誘因となる情動脱力発作(カタプレキシー)を伴う人が多い。とwikipにあります。)など重いテーマが折り重なっている割には、明るい綺麗な画面構成の映画なのが、とても効果的だ。

一歳の時に施設に預けられた主人公(リヴァー・フェニックス)と親友(キアヌ)が、母を訪ねて三千里なのだが、アイダホから始まって、突然何故かローマのポポロ広場へ到着。そこんとこはイタリア語で観ている人には???の状態になっている。キアヌが「ラトゥアカーサ?」とだけイタリア語を話すシーンも。

気の良い御曹司がやりたい放題のストリートキッド、男娼をしているという設定のキアヌがとても美しいので、ストリート仲間を見事に捨て去った豹変後の憎たらしさが嫌がおうにも増し、異常な眠り病のリヴァー・フェニックスが本気でかわいそうになってしまった。

あの最後のシーンの車の持ち主は誰だったのだろう??
と余韻が残る造りも上手くできた映画だと思う。

戻るけれど、主人公が実人生で早世してしまったと言う点で「ポスティーノ il postino」を想い出した。両方とも演技がもの凄く褒められているけれど、演技だったのだろうかと疑いたくなる。だから演技力を疑っているというのではなくて、命の儚さを実感している人でなければできない役ってあるのだと思う。
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2009年09月22日

ベルギー幻想美術館 Bunkamura

http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_09_belgium.html
想像していたよりずっと良い展覧会でした。

理由は簡単。
デルヴォー、マグリット、ロップスばかりだったら、別に行かなくてもいいかって感じでした。あまりにも有名だし、今までに出版物(勿論現物とは違いますが、マグリットなんかは出版物との差が小さい作家ですし)も幾らでも出てるし、作品も何度も来ているし、、、ね。

私が行きたいと思った理由は、William Degouve De Nuncques=ウィリアム・ドグーヴ・ド・ヌンクの作品をチラシで見たからです。もっとあるのかと思ったらたった一点だったのが残念ですが、その一点はとても面白い作品でした。

凄く暗い小さな絵で、床や噴水の遠近法がめちゃくちゃ、抜群の不安定感が「夜の中庭あるいは陰謀」という内容を盛り上げます。

ダンテの話の時にどこかで見たことのあるデルヴィルの作品。
巨大な絵ですが全体に淡い色調の中、ダンテのかぶり物だけが明度がまるで違い、現実と非現実の彼のおかれた状態を思い起こさせ、意味深い。

意表を突いてきたのがジョルジュ・ミンヌの「墓所に立てる三人の聖女」で、19世紀〜20世紀の作品展に来ていることを忘れさせた。
これは中世美術をやっているのもなら誰でも知っている、極めて印象深い「フィリップ・ポーの墓」を想い出さずにはいられない作品だからだ。ルーブルにある作者不明の15世紀の作品だ。どうしたってコピー?と言いたくなるほど、彼があの作品を好きなのが伝わって感動した。

レオン・フレデリックは知らない作家で、それほど特徴的ではないが、よく観るとなかなか面白い作品だ。「聖フランチェスコ」はやはり、今度は時代の近いロマン派のフリードリッヒを想い出す。

スピアールトは「磔刑のキリストと煉獄」という内容と表現の仕方が変わっていて、是非講義で使いたい作品。

ファブリもたった一点だが、印象深い。現代の不安に直接繋がる、1892年という制作年代を考えるととても新しさを感じる作品。

ロップス、クノップフ、デルヴォーあたりは「世紀末」「エロス」テーマの俗で分かりやすい作品で、ファンが多いのは分かるが、、、。

なんと言っても今回最高だったのが、アンソールの版画群だ。
世紀末美術、ベルギー美術といえば必ず一枚は入っているが、たいてい油で、仮面を付けた群衆の怖い作品、「キリストの生涯」32点は、お金持ちだったら買ってるよーーーーーーーーーーっ!!
烏合の衆をはじき飛ばしながらどんっ(衝撃)ヒョーーーーーーーーーッと昇天するキリストは忘れられない。

今回の展覧会は、急遽だったのでカタログもなく、絵はがきもない始末、その上、解説やタイトルの翻訳に酷く納得がいかないモノがあって???だったが、最近行った展開で最も心躍る内容だった。揺れるハート
posted by Gianmaria at 10:59| 東京 曇り| Comment(0) | 美術館 musei e pinacoteche | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

イタリア・ルネサンスへの招待―その歴史的背景

題名:イタリア・ルネサンスへの招待―その歴史的背景
著者:デニス・ ヘイ
出版:大修館書店
初版:1989年7月


ルネサンスを勉強する人が読むべき基本図書の内の一冊。

最近、昔読んだ良書を読み直している。
出版当時には、私はイタリアにいて実物もずいぶん見ていたし、結構分かっているつもりだったが、当然のことながら、読んだ頃より遙かに深く理解することができた。

滅多に付けない5つ星だ。
唯一邦題が一般書のような印象を与えるのが良くないと思う。
冒頭にも書いてあるように、これは一般向けではなく、専門的な人たちへの講義録をまとめたもので、ルネサンスと呼ばれている作品や、基本概念がないと理解しにくい。

先行する研究についての批判や傾向などについての記述も、一般書では必要ない内容だ。

オリジナルがイタリア語でない場合に、翻訳者がイタリアの固有名詞を、イタリア語発音で記述できていないのをしばしば見かけるが、多少これにもその傾向がある。が、全体的に日本語訳も読みやすい。

ルネサンスとは何かと言うことを、美術に偏らず、思想、経済、宗教感情などに渡り幅広く概観した、まさに良書だと思う。
本
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2009年09月20日

Franco Battiato フランコ・バッティアートと歌詞

最も好きなイタリア人のミュージシャンの一人です。
オフィシャルサイトは下
http://www.battiato.it/

立派なオフィシャルサイトがあるのは当たり前の、イタリアではとても有名な人です。
でも決して平凡なミュージシャンではないので、好き嫌いはかなりあると思います。
もう長いので年代によって、またアルバムによって内容も大変多様で、私もついて行けないものもたまにありますが、、。

イタリア語を勉強し始めて少し経った頃、輸入盤のイタリアンロックを聴くのが、楽しみの一つでした。言葉が分かるようになってきて、とても驚いたのは歌詞の内容でした。
日本やアメリカの流行モノとは比較にならない複雑さがく〜(落胆した顔)

中でもどう説明して良いか分からないというので有名な曲の一つ:
centro di gravita`permanente です。
想像を絶する踊りも圧巻です。

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2009年09月19日

3歳でイタリア語 絵本と大人

昨日、始めていらした方は3歳のお子さん連れでした。

今まさに4歳になったばかりの男の子を連れての個人授業もやっている最中なので、それは構わないのですが、びっくりしたのは、3歳の女の子は幼児イタリア語スクールへ通わせて、自分は私とお子さんと話すためのイタリア語を勉強したいと言うのです。

びっくり犬

3歳の子の授業は流石の幼児教室にもないらしく、作れるか様子を見ている所なんだとか、、。

もの凄い教育熱心というのでしょうか? がんばるなー手(グー)

子供の内に勉強すれば、楽に覚えられるから絶対に有利ですが、何故イタリア語なのか????

それともう一つ。子供の本は簡単だと思って買ってくるけれど、全然読めないという経験をした人は多いのですが、それはなぜか?

子供の本には、再帰動詞だとか遠過去だとか文法は無関係に出てきます。
一般に大人が使わない単語「にゃんにゃん」とか「ひよこちゃん」とか幼児語が多発します。
さらに昔話やファンタジーなども多く「お姫様」はまだしも「コオロギの妖精」だったり「あぶみ」の様な言葉が出てくるのです。

上記の言葉は、大人が外国語を習うときに、最初に出会う言葉ではありませんし、旅行や留学に必要な最低必須単語では絶対ありません。

*私の主張は、大人が子供が習うように言葉を勉強することは非効率だということです。

でもお子さんに絵本を読んだり、話しかけたりする言葉を知りたいというのは、自然な感情でしょうし、私にとっても新たな試みです。猫
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2009年09月12日

自由と平和を守りぬいた世界最古の共和国  サンマリノ共和国

題名:自由と平和を守りぬいた世界最古の共和国
   サンマリノ共和国
著者:ジュゼッペ・ロッシ
訳者:管 博 マンリオ・カデロ
出版:日商データバンク
初版:1987年

凄く変わった本です!
日商データバンクの本を読むのが初めてだったからかもしれませんが、大変印象的な本でした。

小型で薄く誰にでも読める量ですが、出だしが凄い!!
まず最初に
元内閣総理大臣 福田赳夫
自由民主党幹事長(1987年当時)安部晋太郎
日本国外務大臣(1987年当時)宇野宗佑
東京大学総長(1987年当時)森 亘
サンマリノ共和国名誉総領事 マンリオカデロ

というウルトラそうそうたるメンバーのコメントから始まる。

その割に翻訳は素人くさく、翻訳家の手によるのとは大違いの読みにくさ。

最も驚くのは記述の方法というか、内容だ。
最近の歴史書を読み慣れていると、時代や資料が比較的分かりやすく、著者の感情的な意見はできるだけ排除され、「かもしれない。」「と考えてもおかしくはないのではなかろうか」「という意見もあるが定かではない」などと見解が述べられるが、この本は正反対で、年代はほとんど重要ではなく、資料もたまに言及されている程度で、象徴的な出来事を取り上げて時代表記を進めている。
そしてサブタイトルにも表れているが、全体を貫く愛国心の表現だ。
「国を衛る心が再び芽生え、市民たちは母国への愛に目覚め、日々の行政を勤勉に実行していく気持ちを取り戻した。」「共和国の市民は分別を持って団結し、当時の列強諸国から尊敬の念を抱かれていた。」「国の法律は、かつて良い市民や礼儀正しい職員、または向上心を持つ執政官を育成していた時代に、、」「偉大なる母イタリアの解放のために」など読み慣れない文章に満ちていて、ある意味面白い。

日本においてはたぶん歴史的な選挙の後で、毎日のように防衛問題を考えさせられる時期に、適した読み物だった。一言で簡単に言えば
「自由を守り抜くには、軍隊と外交」が必要。
でもそれは中世の話であって、現代においては
「強大な力に対する小国の問いかけとして、共和国は軍隊を動員する試みはせず、慈善を行う道を取った。」
ということで
「小さな国サンマリノ国に言及するとき、人は自然に偉大なサンマリノの国民のこともかたりたくなるのである。」
そうだ。

歴史研究的には全く「なぜサンマリノだけが独立国として残ったのか?」納得に至るにはほど遠いが、権力者たちはこういう点が気になるのだろうか?等と考えながら読める珍しい本だった。
posted by Gianmaria at 12:49| 東京 曇り| Comment(2) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月08日

カルロ・クリヴェッリ―マルケに埋もれた祭壇画の詩

題名:カルロ・クリヴェッリ―マルケに埋もれた祭壇画の詩人
著者:石井 暁子
出版:講談社出版サービスセンター
初版:2008年9月

50歳過ぎてからでも勉強できるし、研究できるし、出版もできる!!
ということを証明してくれる本で、私のように、やはり勉強したくても環境的に無理な者にとって、そういう意味ではとても励ましになった。

クリヴェッリの作品情報が簡単に入手できるという点は便利なので、ファンはこれを元に作品を見に行くことができる。

本としては研究書というより、クリヴェッリを訪ねてイタリアを旅したエッセイというような内容で、正直言ってタイトルから期待していた内容(クリヴェッリの美術史研究)から新しい情報はほとんど得られなかった。

個人的には、著者が始めてクリヴェッリを知ったと言うよりずっと前から好きな作家で、作品を見ていたのだが、受けた印象が全く違い、私の疑問点には全く触れられていない。

絵は「こう見るべきだ」というより、感動することが何より大切で、個人個人受ける印象は違うし、感想も違うのは当然だが、著者も私もクリヴェッリのファンなのに、感銘を受ける点がまるで違い、だから自ずと作品のとらえ方、理解の仕方も全く違う、というのが面白かったといえば面白かったが、私の知りたかったこと:クリヴェッリの造形と表情の異常さ、奇怪さ(特にヴェローナの作品を見よ)、は無視された内容だった。
もうやだ〜(悲しい顔)
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2009年09月06日

エトルリア民族 歴史と優品の数々

題名:エトルリア民族 歴史と優品の数々
著者:ジルダ・バルトローニ
訳者:大森寿美子
出版:バルビエーリ
初版:2005年

普通に本屋に売っている本ではないので、今まで紹介を控えていましたが、エトルリアは結構人気があるようなので紹介します。

大判で非常に写真が綺麗なので細部まで理解できます。訳者の大森氏からうかがったところによると、ローマのヴィッラ・ジューリア博物館(エトルリア美術で最も有名な夫婦の棺桶があるところ。)で売られているとのこと。

全31頁で写真がメイン、英語と日本語訳という造りで読む部分は非常に少ないですが、入門書としては最適ではないでしょうか。エトルリアに関心のある方には是非お勧めします。

日本の発売所としては訳者自身が扱っているようです。
tel/faxが載っているので掲載します。
06-6942-9572 電話

posted by Gianmaria at 16:55| 東京 晴れ| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月04日

Uccello ウッチェッロとゆがんだ歴史

ここのところちょっと続けて、Paolo Uccelloパオロ・ウッチェッロを使って、国際ゴシック様式とルネサンスについて考える授業をしています。

当時は最高のマエストロだったはずのウッチェッロの作品が何故そんなにも残っていないのか?美術史家によって作品の間に大きなずれがあるのは何故か?などを考えながら、歴史の中で選ばれたり、捨てられたり、忘れられたり、突然評価されたりする状況を、音楽と美術の世界をとって考えました。

表記の仕方も時代によって変わるのがよく分かります。少し前までは『ウチェッロ』と表記されていますが最近は二重子音の前で詰まっているようです。

権威ある人が必ず正しいとは限らないので、私は極力自分の目で判断することにしています。(言うまでもないことですが、参考資料は幾らでも読んだ方が良いには決まっています)

posted by Gianmaria at 20:37| 東京 台風| Comment(0) | sono cosi` 私はこんな人です | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月30日

スキャナー・ダークリー

題名:スキャナー・ダークリー
配給:ワーナー・インディペンデント
監督: リチャード・リンクレイター
出演: キアヌ・リーブス, ウィノナ・ライダー

5星が付けたいくらいです。

フィリップ K ディックは学生時代に読みふけった大好きな作家で、亡くなったときには特別な思いがあった。

あまりに好きだったから、オリジナルのサンリオSFシリーズ、早川SF、そしてその後の翻訳、短いモノは原語でと、同じ作品を何度も読んだりした。当然翻訳が出ている作品は全て読んだ。

そのときに、翻訳によって受ける印象がいかに違うか痛感した。こっちの訳で読んだから感動したけれど、最初にこっちで読んでいたら、特に印象的ではなかったのではないか?と言う具合に。

それが映画化となれば、さらなる違いがあるのは当然だけれど、『ブレードランナー』(原作は『電気羊は夢を見るのか』)、『マイノリティー・レポート』と雰囲気が違うとか言う問題ではなく、終わり方が違って、言いたいことが逆転していたりして本当に驚いた。

でもこの『スキャナー・ダークリー』は私の持っているサンリオ版『暗闇のスキャナー』に圧倒的に近い。
原作を読んだ当時を見事に思い出して感動した。ディックファンなら気に入る映画ではないか。

反対に、メジャーなキアヌ・リーブスファンには腹立たしい映画だと思う。全編実写にアニメをかぶせてあり、直にキアヌが見られることは一度もない。キアヌは「強くていい男」っていうおきまりのヒーロー役だけでなく、駄目役や馬鹿役もやっていて、それが良い味出してる。

進化した麻薬(覚醒剤など翻訳には困ると思う)Dに犯されてだめだめになっていく、救いようのない悲しい主人公をとても好演している。主観的には「マトリックス」とどっちがかっこいいか分からないほどだ。

『裸のランチ』『アサイラム・ピース』他、小説群を想い出す。
特に、自分に虫がたかり、いくらでもわき出てくる最初のシーンは、ピンクフロイドのヴィデオが最も印象的に表現している。

選挙と共に見せられ続けたノリピー覚醒剤ニュースを真剣に考えるのに、グッドタイミングだった。
posted by Gianmaria at 12:57| 東京 曇り| Comment(0) | 映画館 cinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月26日

中世ヨーロッパ生活誌・NHKカルチャーアワー

題名:中世ヨーロッパ生活誌 (NHKシリーズ NHKカルチャーアワー・歴史再発見)
著者:堀越 宏一
初版:2007
出版:日本放送出版協会


雑誌形式なので内容の割にとても経済的です。
ラジオのカルチャーアワー「歴史再発見」というシリーズで話された内容を収録しています。

内容:
中世ヨーロッパ社会とは何か
 1)中世生活文化の源
 2)キリスト教と中世社会
 3)領主が支配する生活

中世の人々の一生
 4)家族の形
 5)結婚、子供、弱者救済
 6)死と先祖の記憶

衣・食・住
 7)王宮と城
 8)農家と町家
 9)長い衣と短い衣
 10)飲食の風景

消費社会のあけぼの
 11)鉄から見る中世社会
 12)国家と商人の15世紀

著者は中世フランス史が専門なので、当然話の内容もフランスを中心に、他のヨーロッパの国々に言及されたりもする、というものですから、イタリアについてのみ知りたいという人は全然物足りないでしょう。

しかし日本の(世界的傾向でも多少あるが)現状は、中世ヨーロッパというと、ルネサンスのイタリアと、それ以前のフランスに情報が偏っているので、しかたありません。

何よりこの本は一般読者向けに、安く、少ない文字数で、生活をテーマに扱っているところが特徴で、やはり中世ヨーロッパに関心のある人にはお勧めできると思います。
posted by Gianmaria at 08:31| 東京 雨| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月24日

アフリカの美 展

熱海に「アフリカの美」展を見に行ってきました。
ずいぶん前から行きたかったので、やっと果たした思いです。

展覧会のうたい文句には「ピカソやモディリアーニが影響を受けた、、云々」というのが目立ちますし、実際、ピカソ、モディリアーニ、ミロ、クレー、ブラック、ブランクーシ、ジャコメッティなどの現代美術の巨匠たちの作品が比較のため展示されています。

ある意味、現代美術がそれまでの長い西洋の伝統への批判精神だとすれば、エスニック、中でも進んだ西洋の間逆にある蛮族アフリカという構図は単純なモノで、誰でもが思いつくし、現地の作品は現代アートの多大な部分へ影響を与えてきたといえるのではないでしょうか。

並べてみるとはっきりするのは、どうしたって巨匠たちの繊細な作品より、アフリカの誰が作ったとも分からない作品の方が迫力で圧倒していると言うことです。ピカソだってぶっ飛んでしまう、凄さです。

それを芸術と言えるかどうかは、一つ一つの作品によると思いますが、中には民芸品とか伝統工芸品、儀礼の祭具、というより芸術作品と言いたくなるモノもあります。

最後の現代のアフリカ作家たちの所では、あまり興味をひかれる作品が無く残念でした。アフリカ関係の展覧会にはできるだけ行っているのですが、好きな作家も居るのですが、なかなか見る機会が無く、以後様々な作家が紹介されることを期待しています。

一言、Moa美術館は建物の空間自体が、SF映画(私はなぜか「ガタカ」を想い出します)みたいで、理解不能なところがまたなんともいえません犬

http://www.moaart.or.jp/exhibition.php
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2009年08月09日

有名オペラちょっと解説

ヴェルディの”va pensiero”の歌詞を訳していて見つけました。

有名なアリアの一言解説と歌詞、それに翻訳がついています。
翻訳に関しては、いつも言うようにたいへん難しいモノですし、
どこまで踏み込んで解説するか考え方も違うので、私だったら違う訳になりそうですがるんるん
オペラファンの役に立つサイトだと思いました。

http://italiago.giri.jp/operalibretti.htm
posted by Gianmaria at 19:26| 東京 曇り| Comment(0) | イタリア音楽 musica | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

ダヴィンチの白鳥たち

題名:ダヴィンチの白鳥たち
著者:カレン・エセックス
訳者:那波かおり
出版:角川
初版:2006年

いつものイタリア関係や歴史、美術関係とは無関係な棚を見ていて偶然発見。

少女漫画で歴史ものが流行っているようですが、その小説版みたいな印象です。

『ダヴィンチコード』や『天使と悪魔』ほどには創作の手が入っていなくて読みやすい。他にもいくつかルネサンスの有名人を素材にしたトンデモ本を知っていますが、嘘が少ない方というか、ありえるかもねーって感じです。

タイトルの白鳥たちとは、レオナルドが描いた4人の女性のことで、かの有名なイザベッラ・デステ、その妹ベアトリーチェ、日本にも来た「白テンを抱く婦人」のチェチーリア、ルクレツィア・クリヴェッリ(この人のことだけ知らなかった)というルネサンス期ミラーノを牛耳ったイル・モーロの愛した女性たち(とイザベッラは勝手に思っている)です。

一応歴史小説なので戦争や政争、それにタイトルなんだからレオナルドも出ますが、基本は女の愛憎劇というお粗末さです。お粗末というには、力のあるまともな作家とは思いますが、、、ハリウッド映画のような単純さです。

でもルネサンスに興味があるけれど歴史書はいきなり読む気がしない、という人にはお勧めの、映画のような漫画のような内容です。馬鹿にしてんのか?っと言われれば映画も好きだし、漫画でしか表現できないこともあると分かっています。言いたいのはエンターテイメント=気楽に読めるってこと。


個人的には、イザベッラといえば「絶世の美女でもあった凄い才女」ってどこにでも出てくる割には、レオナルドのスケッチを見るとどこがきれいなのか分からないのですが、いかがなものでしょうか?それよりイザベッラは絶対認めないでしょうが、天敵のルクレツィア・ボルジァとかカテリーナ・スフォルツァとかそれこそ、本書でも一緒に出るチェチーリアの方がね、、、。

イタリア語表記に関しては英語からの訳なのでどうするかは考え方もあるでしょうが、やはり「フォルチュナ」とか「グリ・アマンティ」とかは辛いですね。アクセントの位置も違うくらいなら「−」を入れないほうがいいと思います。
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2009年07月22日

魔女と聖女―ヨーロッパ中・近世の女たち

題名:魔女と聖女―ヨーロッパ中・近世の女たち
著者:池上 俊一
初版:1992
出版:講談社

ずっと前にブックオフで100円で買ってほったらかしになっていた。100円とかだと買うだけかっといて、、となりがちだ。
本が捨てられるのは悲しいことだから、リサイクルされるのには賛成だが、いつも思うのは、これだけ調べて書くのは本当に大変なのにたった100円で売られるのは納得いかないということ。だからといって1万円以上する豪華本を買えずに困っている私は、やはり安いに越したことはない。
本当は、こういう学術書とくだらない(あえて言いたい)本を別扱いするべきではないかと思う。現実難しいのは分かっているし、先にやらねばならない課題山積だから、日本政府には期待できないが、、。

で、著者の池上俊一という人はヨーロッパ中世というとまず頭に浮かぶほど、たくさん書いている研究者で、知識普及の点で社会貢献度が高い人、という認識。

何冊か読んでいるが、これは完全に一般向けに書かれた、誰にでも読みやすい本。だいたい「魔女」とか「聖女」というだけで、歴史に無関係に多数ヒットするテーマだ。

感想としては、一般書だけあって、あっという間に読めるが、私の期待とは違っていた。もっと掘り下げてほしかったのだが、具体的な資料など少なかった。といってもこのページ数では無理かもしれないが、ジェンダー傾向が強すぎて、個人的にはいまいちでした。「魔女」「聖女」の歴史というよりジェンダー論の範疇に入る気がする。

最初の頃の魔女の拷問について、具体的で胸が悪くなりますがく〜(落胆した顔)が、人は目をそらさずに、現在の似たような事例と合わせて、様々な角度から考えるべきとも思います。

個人的にはピンツォケーレ(pinzochero=がんこな迷信家、偽善者と小学館の伊和辞典にはあります)について調べてみたいです。
posted by Gianmaria at 11:49| 東京 雨| Comment(0) | イタリア図書館 biblioteca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月17日

世界では石川だろうけれど長谷川

ゴルフ位置情報とボクシングパンチです。

スポーツは大好き。
長谷川穂積
http://shinseihasegawa.blog23.fc2.com/

正真正銘強いです。
ストレートの美しさは感動的です。

勿論勝って欲しいし、いつだって応援してるけど
内藤は特異なボクサー。

それに引き替え
長谷川穂積は世界どこへ行っても、どの時代でも通用する
本当に美しいボクサー。

あんなに楽な試合を続けてるんだからもっと試合数を増やせるはず。
会長、スタッフの皆様東京(横浜でも良い)でも試合してください。

お願いします。
全然イタリアに関係なくてすいません。
でもイタリアもボクシングは強いですよ。
ゴルフはともかく、、。
posted by Gianmaria at 18:31| 東京 不明| Comment(0) | sono cosi` 私はこんな人です | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする